コントラスト

INput ⇔ OUTput

「スーパーサイズミー」から学ぶアメリカ食文化

 -------====食文化・食の習慣=====-------
 
 この作品は予想以上に勉強になった。
一番驚いたのは、アメリカの食文化と経済の動きである。
日本は証券取引や、IT、電子機器などでの生産・税金制度が経済の主だと
思いますが、アメリカでは、食品企業が消費者に対して根強くマーケティ
ングしているらしく、ここのジャンルをとると、経済が回らなくなるほど
だそうで。いいすぎかな、大打撃はあるらしいです。
 
 日本の給食。栄養士がしっかりとバランスよく健康的に考えて作られた
ものがでてきますが、アメリカではこの給食も企業間の争いがあるようで。
業者から届いたものを調理して食堂に並べ、好きなものをよく考えさせて
とってもらう仕組み。いわばバイキングみたいな感じなのだが、その対象
となるものがひどい。
 
 給食ですよ?給食。昼飯です。なのに食堂に並んでいるのは、お菓子や
パンケーキ、肉、揚げ物&ポテトばかり。
 企業によると、このほうが子供受けがいいということだけ。そのぶん確
かに業績が伸びるでしょう。しかし、この小中学の時代にちゃんとした栄養
あるものを摂取する習慣をつけなければ、肥満体質60%の国になってしま
うはずです。

 
 これよりまだマシというのが、冷凍食品のみの給食。
「調理器具はこのカッターとレンジだから、手間がはぶけていいわ」
なんて、60%に入っている女性がいっているわけですよ。まだ冷凍食品な
だけに、菓子類よりはいいですが、こればっかりはちょっと、、、
 
 中には段々と、新鮮な野菜と手作りの給食をだしているところも増えてきた
そうです。しかしこれもまだまだで、日本でいう2千円札くらいな普及率で。
 また、給食は冷凍とか菓子でも、体育の授業・体を動かすことに力をいれる
学校もできたとか。こういった学校は、たしかにボディラインがいい子が多い
です。
 --------=======摂取したカロリーの燃焼=====-------

 日本では週に3回以上はあると思う体育の授業。これがアメリカでは、学力
向上政策のため、体育の時間を削りそのぶん勉強させるという。
 動かないし、栄養は偏るし。確かにこれでは脂肪によりよい環境とライフス
テーションを構築させてしまいます。
 またこういった環境ができてしまっているところは、外で動く習慣があまり
ないため、屋内で過ごす子が多くなる原因でもあるそうです。摂取したカロリー
を燃焼させる機会がないので、小さいころから肥満体質に陥る子もいます。
肥満ではないが、やや太っている子もおおいです。
 
 遺伝で太ってしまうと嘆く家族もいました。遺伝は細胞のCPUであるわけ
です。遺伝性はなかなか変えることが難しいと思います。30までやせていたけ
ど、40になってうそのように太ってしまうことが予測されます。こうなると、
唯一の救いは、小さいころから栄養バランスと適度な運動をすること。
体質が決まりやすいのは、生後6ヶ月〜小学くらいだと思います。
これはかってな推測ですが(-_-||
 幼少期に、体の循環をいい状態に保つ習慣がつけば、成長していく中で、
自然と機能がついてくると思います。その大事な時期に、不栄養食・運動不足
では、代々継がれる伝統の体系になるでしょう。
  
 
 ------=====アメリカ:マック:日本====-----
 
 日本でマックばっかり食っててもぜんぜん平気という人がいます。
よぉ〜く映画を見直せばわかりますが、モーガン監督が頼んでいるのは
スーパーサイズばかり。特にドリンクはほとんどスーパーサイズ。
そして日本とアメリカのマックでは、おなじMでもサイズが違うということ。
一回りくらい〜倍という差があります。
 これを30日間、なおかつあまり動かないという条件で摂取し続けると、、、
完全にいかれます。かってきた1.5Lコーラを1日2本は飲む勢いです。
 日本の食品は、わりかし味をあわせる為、カロリーを少なくしたり、
糖分・塩分を控えたりすることがあると思います。こういった調整で大なり小
なりアメリカのものよりか、微量にヘルシーだったりします。
 またデザートもサイズがいろいろあり、バーガーも甘党系なものもあったり
と、結構不安定なものもあります。
 モーガン監督は、一定の種類のものを食い続けるのではなく、メニューにある
ものを満遍なく食べ返しています。満遍なく悪影響をとっているのです。
 
 日本でもコーラの2Lサイズがお店によって売ってたりします。これを毎食
つけるとしたら、おそらく日本のマックでも、モーガンさん見たく慣れるでしょ
う。ただし、「絶対にやらないでくださいね・・・」
 
 -----====やっぱり自己管理=====------
 
 このスーパーサイズミーの影響で、少しずつ栄養について傾向が変わってきて
いるようです。
マックはスーパーサイズを廃止。この映画とのかかわりは無いそうですが、
悪影響のひとつが消えていったのです。また、チーズバーガー法なるものも可決
されたらしく、これには食品企業も支援しているそうで・・・
 
 食べたいものを食べる。他人がどうこう言えない部分でもある食は、その人自
身が栄養よく摂取し、燃焼すること。いくら食べたいものを、といっても、なん
でも「すぎ」はよくない。欲のコントロールでもあるが、体にとって良い選択を
し制御する。これがストレスにならなければ続けること。
ストレスを少しでも感じたなら、少しずつ抑えていくクセをつけていくことが理
想だと思った。自分も栄養バランスよく、摂取し燃焼したい。していこう。